褒める?叱る?バカヤロウ!〇〇だ!

こんにちは。先生と呼ばれたり呼ばれなかったりする者です。

 

時折(ときおり)、教育において、[褒めるほうがいい]か、[叱るほうがいい]か、と議論になったりしますよね。結論としては単純なのですが、まず褒めることのメリット、叱ることのメリットをお伝えしていきたいと思います。

 

まず、褒めることについてですが、やはり子どもの興味の維持には褒めるという行為が有効となります。

例えば、つみきをしたことがない子どもが初めてつみきをしたとき、「楽しい!続けたい!」といった気持ちになる子どももいれば、「これ、どこが面白いの?」といった気持ちになる子どももいるでしょう。そんなとき、大人が「つみき2つ乗せられたんだ!」と言えば、子どもは「あ、今すごいことしてるんだ。」と思い、次は3つ積んでみよう、4つ積んでみよう、こんな形のつみきも使ってみよう、と行動を持続させるでしょう。

要は、褒められることによって“達成感”を得られたり、大人が褒めてくれる行動を理解するようになるわけです。これを[正の強化]と言ったりします。

 

逆に、叱ることについてですが、叱るという良くない結果を与えることによって、子どもの良くない行動を減らすことができます。これは分かりやすいですね。

悪いことをしたら叱られるので、次からはしないようにする。こういった心理が働きます。これを[正の弱化]と言ったりします。

 

この2つの説明を見て分かるとは思いますが、教育において、[褒める]と[叱る]はセットであり、どちらを行うのが正しいといった話ではありません。良い部分を伸ばし、悪い部分を減らすという相反(あいはん)する2つの策を使い分けることが教育には必須なのです。

今回は1回目ということで、かなりシンプルにまとめてみました。いかがだったでしょうか。今後も教育に関する話を(なるべく分かりやすく)していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

※ブログに関して、こうしたほうがいいといった指摘や、こういう場合はどうしたらいいかといった質問なども随時(ずいじ)受け付けております。